☆戸定邸・千葉大園芸学部の見学ツアーに参加して☆
5月8日(水)。前日の強風から一転、穏やかな晴天の元、かしわ・我孫子の「なでしこ」の方々、新入会員の米川さん、ゲストに徳川さんをお迎えして、総勢20名で徳川家ゆかりの戸定邸と千葉大園芸学部を見学した。
戸定邸は水戸藩最後の11代藩主。徳川昭武が千葉県東葛飾郡松戸駅(現松戸市松戸)に造った別邸。2006年(平成18年)7月5日に国の4重要文化財に登録された。指定名称は旧徳川家住宅松戸戸定邸。現在は「戸定ヶ丘歴史公園」として、整備されている。
同邸そば、松戸宿は江戸時代には 江戸と水戸を結ぶ水戸街道の宿場町であり、松戸神社には水戸藩二代藩主、徳川光圀ゆかりの銀杏の樹があるなど古くから水戸藩とのつながりが深い土地であった。
戸定邸は1887年(明治17年)に完成し、昭武の生活の場として、使われた。明治30年代に実兄である元将軍、徳川慶喜が何度か訪れ、昭武とともに趣味の写真撮影などを楽しんだ。
また多くの皇族期に滞在するなど由緒ある屋敷として知られた。1892年(明治25年)
昭武の嫡男武定が子爵となって以降は松戸徳川家の本邸となった。
1951年(昭和26年)武定により、建物と敷地が松戸市に寄贈された。200坪の敷地に23部屋を有する戸定邸を松戸市シティガイドの山本さん他二名のガイドが丁寧に案内してくださった。おかげで、歴史ある戸定邸の魅力を余すところなく堪能することができた。
昼食はしばし学生気分に戻り、千葉大園芸学部の食堂でワンコインの絶品ランチをいただいた。食事の後、歴史資料館ではゲストの徳川さんから貴重なお話を伺った。
この日は戸定邸の「富士見の窓」から滅多に見られない「富士山」がくっきりと見えた。
建築美、そして庭園美。伝統に裏打ちされた近代日本の技術のすばらしさに感激しつつ、四季と伴にあった当時の風雅な暮らしに思いを馳せる、貴重な一日となった。
(松戸稲門会・安藤淳子記)
by chibawase
| 2013-05-25 14:12
| なでしこin千葉
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